月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月14日(日)

詩編48編 城郭のなかで主を賛美する

その城郭に、砦の塔に、神は御自らを示される。…
シオンの周りをひと巡りして見よ。
塔の数をかぞえ
城壁に心を向け、城郭に分け入って見よ。(詩編48:4,13-14)

 「主が共にいてくださる」と言うとき、自分の心をのぞき込み、主はここにおられると安心するのでしょうか。あるいは、「主が共にいてくださる」と念じて、自分に言い聞かせ、不安を追い出すのでしょうか。

 しかし、詩人は、神がエルサレムという町をご自身の都とされ、どっしりとした「その城郭に、砦の塔に」自らを示されるのだ、と言います。また、「塔の数をかぞえ、城壁に心を向け、城郭に分け入って見よ」と、都が城郭・城壁に囲まれていることに思いを向けます。また、敵はそれを「見て、ひるみ、恐怖に陥って逃げ去」(6節)ると語り、詩人は城壁のなかで守られている安心感を得ています。

 主が臨在なさる都とは、心ではなく、新約の時代に当てはめるなら、教会です。「限りなく賛美される主」(2節)は、教会において、信徒の賛美を受けておられます。賛美の砦の塔が、信徒を守っています。この世にあって無力に見える教会ですが、どんな敵も教会の賛美の塔を破ることはできません。私たちは「死を越えて…導いて行かれる」神を、永遠に賛美します(15節)。

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