月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月22日(月)

出エジプト34章 神の憐れみによる契約の継続

主は言われた。「見よ、わたしは契約を結ぶ。わたしはあなたの民すべての前で驚くべき業を行う。それは全地のいかなる民にもいまだかつてなされたことのない業である。あなたと共にいるこの民は皆、主の業を見るであろう。わたしがあなたと共にあって行うことは恐るべきものである。」(出エジプト34:10)

 イスラエルが金の子牛を礼拝したことによって、契約の板は砕かれ、契約は完全に破棄されたかに見えました。しかしモーセの執り成しによって、神はイスラエルの罪を赦し、戒めの板の再授与により、神との契約が継続していることを改めて示してくださいました。

 「見よ、わたしは契約を結ぶ」(10節)と主は宣言されました。契約と聞くと、当事者間でなされる対等の取り決めのように感じますが、神と人間の契約はそうではありません。神は大いなるへりくだりによって、民と契約を結ばれたのです。

 それはいわば、神の恵み深い約束の誓いと言えます。神の自由と主権が、民への愛と、偽りのない真実となってほとばしるのです。こうして神は、祝福の約束によって、自らをご自身の民に、固く繋ぎとめてくださいました。

 私たちに対する神の契約も同じです。神は、民の罪と背信にいち早く立ち向かい、それを克服してくださいます。ですから、神の慈愛に感謝し、私たちの応答として、喜びをこめて戒めに従う道を歩みましょう。

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