月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月15日(月)

ダニエル7章 キリストの王国を預言する夢

やがて、「日の老いたる者」が進み出て裁きを行い、いと高き者の聖者らが勝ち、時が来て王権を受けたのである。(ダニエル7:22)

 ダニエル書7章は、再び、バビロンの時代に戻ります。ダニエルが見た四頭の大きな獣は、これから起こる四人の王と、その王により支配される帝国とを表します(17節)。四番目の獣は、特に凶暴で、尊大です。しかし、「日の老いたる者」が王座に就き、裁きを行うと、これまで勝利を収めてきた獣も敗北します。獣がどれほど恐ろしくても、彼らの王国は一時的に栄えるだけです。

 そして、このような夜の幻のなかに、「『人の子』のような者」が、登場します(13、14節)。天の雲に乗り、「日の老いたる者」の前に来て、そのもとに進みます。その時、権威、威光、王権を受け、世界の人びとは、彼に仕え、その支配はとこしえに続くというのです(14節)。

 実に、主イエス・キリストは、このダニエルの見た幻の預言を念頭において、ご自分を「人の子」と呼ばれました。ダニエルは、異教の地に生きて、キリストを預言する預言者として用いられていたのです。私たちも、「王の王、主の主」(1テモ6章15節)のご支配を、異教の地にあっても仰ぎ望みましょう。

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