月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月20日(土)

黙示録20章 千年王国

わたしはまた、イエスの証しと神の言葉のために、首をはねられた者たちの魂を見た。この者たちは、あの獣もその像も拝まず、額や手に獣の刻印を受けなかった。彼らは生き返って、キリストと共に千年の間統治した。(黙示録20:4)

 獣(悪魔的国家)の勢力に対するキリストの圧倒的勝利(19章11〜21節)に、「千年王国」が続きます(1〜6節)。獣を操っていた悪魔は封じ込められ(1〜3節)、忠実な信徒が千年間、世界を統治します(4〜6節)。その後、悪魔はしばらく解放され、信徒の陣営と戦いますが、瞬く間に敗北し(7〜10節)、神に背く全勢力が永遠に滅びる最後の審判が行われます(11〜14節)。

 千年王国は聖書の謎の一つです。キリストが再臨されるのは千年王国の前なのでしょうか、後なのでしょうか。意見は分かれています。けれども、新約聖書が促す終末待望は主の再臨に集中しています。この待望に変更を加えるような展望をこのわずかな御言葉から造り出すことには、慎重であった方がよいでしょう。

 黙示録はここまでさまざまなイメージを用いて読者を励まし、警告してきました。千年王国もそれらのイメージの一つです。主が完成して下さる救いは永続し(千年のイメージ)、悪魔が再起したとしても揺るがないほどに確かなのです。この救いを待ち望みましょう。

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