月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月25日(木)

黙示録21章 目の涙をことごとくぬぐわれる日

「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」(黙示録21:3-4)

 21章は、世の終りに実現する天国のすばらしさを描き出しています。3節と4節はその美しい描写です。

 天国のことは、分からないことだらけです。しかし、その中心となる幸福は、明白です。天国は新しいエルサレム(神殿のある都)のようです(2節)。神が人と一緒に住んでくださるのです。そして、その神は、人の目から涙を全部ぬぐい取り、死も悲しみも嘆きも労苦も終らせてくださるお方です。

 私たちは、祈るとき、礼拝を献げるとき、「神がわたしと一緒におられる」幸いを味わい始めています。また、悲しみの日にも礼拝を献げ続けるなかで、「主はわたしの涙をぬぐってくださる」という約束の確かさを実感しています。このように天国の幸福は間近に迫っていますので、私たちは天国を慕います。この世では悲しみが終わってはいませんから、天国はなお慕わしいのです。

 「死に至るまで忠実であれ」(2章10節)と黙示録は私たちを励まします。黙示録が示す天国の幸福は、現実逃避への誘いではなく、勇気をもって戦うことへの促しです。

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