月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年4月6日(火)

ヨハネ20章 キリストの平和

イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。」(ヨハネ20:21)

 ユダヤ人たちを恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけて集まっていた弟子たちに主イエスが現れ、最初に語られたのは「あなたがたに平和があるように」という言葉でした。これほど弟子たちに平安と希望を与える言葉はなかったでしょう。この主イエスの言葉には、弟子たちの裏切りと弱さをとがめるものはいっさいなく、むしろあたたかな愛と赦しがあふれていました。しかしそれはなによりも、死を乗り越えた者の力強さの証しだったのです。この言葉が、弟子たちの心から不安と恐れを取り除きました。

 私たちも復活された主イエスから、揺らぐことのない確かな希望と心の平安が与えられています。主イエスを見つめることのできる者は、どのように暗い絶望の影に覆われそうになったとしても、全存在がそれに占領されてはなりません。不安におそわれ、心が動揺するときには、自分の心を徹底的に主イエスに明け渡しましょう。そのとき、キリストがわたしの平和、わたしの希望となってくださいます。「あなたがたに平和があるように。」

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