聖霊降臨は、主イエスの十字架と復活と昇天を通して与えられた恵みです。ここで見落としてはならないことは、昇天です。39節の「栄光」は、十字架と復活で終わらず、昇天をも指し示しています。神の御子イエスは、私たちの罪の贖いを成し遂げて天に昇り、全能の父なる神の右に座して栄光をお受けになりました。聖霊は、上げられた主イエスから、この地にあって主イエスを信じる全ての者の上に注がれました。使徒ペトロがペンテコステの説教のなかで、「イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました」(使2章33節)と語った通りです。イエスは、御自分を信じる人々が受けようとしている“霊”について言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、“霊”がまだ降っていなかったからである。(ヨハネ7:39)