月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年7月18日(日)

詩編61編 我らの王に祝福あれ

王が神の前にあってとこしえの王座につき
慈しみとまことに守られますように(詩編61:8)

 この詩編は、神のみもとでの救いを求める祈りです。「避けどころ、力強い塔」(4節)である主なる神は、絶対的信頼に価するお方です。「心が挫けるとき」(3節)こそ、このお方を呼べばいいのです。

 この詩編で興味深いことは、7節から王のための祈りが始まることです。礼拝共同体の幸いと王の幸いとが一つのことであるという認識が、ここにあります。神は、ダビデ的な王に対する保護と祝福を通して、共同体全体に保護と祝福を与えてくださいます。そのことを知っている共同体が、王のために祈っています。

 私たちは、王なるイエス・キリストを通して、神からの保護と祝福を受けています。十字架の死に至るまでへりくだられた主は、復活され、神の栄光の力によって高められました。主イエスに導かれる私たちは、このことを通して、自分の力では到底見出しえない救いの高み、「高くそびえる岩山の上」(3節)にまで導かれます。

 私たちの希望は、天で王座にて君臨しておられる主イエスにかかっています。このお方こそ、何ものにも代え難い平安の源です。

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