月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年8月5日(木)

ヘブライ13章 霊のいけにえを

だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。善い行いと施しとを忘れないでください。このようないけにえこそ、神はお喜びになるのです。(ヘブライ13:15-16)

 イエス・キリストによる贖いの御業が、まことの礼拝を完成させ、旧約時代に守られていた礼拝制度を終わらせました。天のまことの聖所が完成した今、キリスト者と教会が近づいてゆくのは、地上の神殿ではありません。それは、このヘブライ人への手紙が告げる天にある永遠の祭壇です。

 キリスト者と教会は、もはや罪のためのいけにえの動物を必要としません。それに代わるのが、霊のいけにえ、つまり主イエスを通して献げられる「賛美のいけにえ」です。これこそ、私たちが生涯をとおして繰り返し献げるべきまことの供え物です。また、私たちの祈りは、神とキリストを賛美する新しい歌が声高らかに歌われるなか、天のまことの祭壇に届けられます。

 賛美と並んで、「善い行いと施し」を忘れないように、と勧められています。「施し」は単なる慈善ではなく分かち合いであり、教会が天の聖所に仕えるための礼拝のわざです。キリストの犠牲のうちに、神の限りない愛を見た私たちは、信仰から生まれる善い行いを通しても、神への礼拝を豊かにするように招かれています。

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