月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年8月13日(金)

コロサイ4章 相手を思いやるやさしい言葉で

時をよく用い、外部の人に対して賢くふるまいなさい。いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人一人にどう答えるべきかが分かるでしょう(コロサイ4:5-6)

 アリスタルコと共に獄中にいるパウロは、コロサイにある教会の信徒に、時をよく用いるように勧めています。ここでの「時」は、宣教のために用いるべき重要な「機会」のことです。パウロは、自分の体験を通して、「危機」と思われても、正しく勇敢にその「時」を用いれば、神は必ず「好機」に変えてくださることを知っていました。

 「外部の人」とは、未信者の隣人たちのことです。このような人びとへの好ましい態度は、排他的でもなく、いたずらに迎合する姿勢でもありません。そこで求められる賢さは、思慮深く柔軟に、与えられた機会を活用する知恵をあらわしています。

 また、伝道の場には、「塩で味付けされた快い言葉」が必要です。これは、単なる語り口の技法ではありません。味わい深く、真理にそむかず、人びとを命へと導く言葉です。また、一人ひとりにどう答えるかを分からせる言葉です。相手を思いやるやさしい言葉です。いつもこのような言葉を語ることができるように祈り求めましょう。その積み重ねが、閉ざされた人びとの心を開きます。

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