月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年9月5日(日)

詩編68編 死から解き放つ神

主をたたえよ
日々、わたしたちを担い、救われる神を。
この神はわたしたちの神、救いの御業の神
主、死から解き放つ神。(詩編68:20-21)

 本詩には、一連の救済の歴史が絵巻物風に書き綴られています。神が、エジプトから苦難の民を導いて、シナイで契約を締結し、カナンの地を取得させてくださいました。そして、神の臨在の象徴である契約の箱はシオンの山に安置されました。本詩は、19節まで救いの歴史を振り返り、20節から「主をたたえよ」と力強い賛美への呼びかけが始まります。

 「雲を駆って進む方」(5節)、「いにしえよりの高い天を駆って進む方」(34節)などの神話的表現も多用されています。それは、賛美されるべき神が、敵を蹴散らす宇宙的支配・勝利をもたらしてくださる偉大なお方だからです。

 イスラエルを担い続けてくださった神の救いは、「死に対する勝利」をも含んだ宇宙大のものです。このお方の前で、死の力は、その終わりを告げられます。「死は勝利にのみ込まれた。…」(1コリ15章54、55節)。私たちは、復活の主の恵みを知る者として、詩人の招きに応えて、心から救いの神をたたえましょう。

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