月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年9月14日(火)

サムエル下6章 出鼻を挫かれても

ダビデはミカルに言った。「そうだ。お前の父やその家のだれでもなく、このわたしを選んで、主の民イスラエルの指導者として立ててくださった主の御前で、その主の御前でわたしは踊ったのだ。」(サムエル下6:21)

 ダビデは、治世の中心地エルサレムに神の契約の箱を移そうとしました。これは、神の臨在と祝福の象徴として、政治的にも宗教的にも重要なことでした。ところが、思わぬことが起きました。牛が道でよろめき、危うく箱が落ちそうになったとき、ウザがとっさに手を伸ばして箱を押さえました。そのとき、神が怒りを発し、ウザを討たれました。ダビデも驚き、怒りました。神の不興を悟ったダビデは、箱を一旦、オベド・エドムの家に預けます。ダビデの計画は、ここで一見、挫かれたかのようです。

 しかし、しばらくして主の憐れみの回復を知ったダビデは、主の御前に力のかぎりに踊りながら、箱をダビデの町へと運び入れます。妻ミカルから侮辱されても、ダビデのまっすぐな神への信仰は揺らぎませんでした。イスラエルの指導者として選んでくださった主への感謝の思いは、どのような辱めを受けても、決して挫かれることはありませんでした。私たちも、救われた喜びと感謝を、主の御前に、大胆にあらわしましょう。

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