月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月11日(月)

サムエル下17章 人の知恵ではなく

アブサロムも、どのイスラエル人も、アルキ人フシャイの提案がアヒトフェルの提案にまさると思った。アヒトフェルの優れた提案が捨てられ、アブサロムに災いがくだることを主が定められたからである。(サムエル下17:14)

 勝負の行方を決めるのは何でしょう。兵力でしょうか、人の知恵でしょうか。イスラエルの王位を我がものにしようとするアブサロムの勢力は増し、彼は「知恵」を確保しました。家臣のアヒトフェルの提案は、ダビデも「神託のよう」(16章23節)と認めていました。17章でも「正しいもの」(4節)、「優れた提案」(14節)と評価されています。

 しかし、主は、15章でダビデが祈り願ったように、アヒトフェルの助言を愚かなものにされます。「ダビデの友、アルキ人フシャイ」が、そのために遣わされました。フシャイは、ダビデのためにアブサロムの家臣となり、アヒトフェルの作戦を阻止することに成功します。自分の提案が受け入れられなかったアヒトフェルは自ら死を選び、アブサロムの知恵袋はこうして失われました(23節)。

 ダビデを守ったのは、主の御手であり、主の知恵でした。人の知恵はそれがどんなに優れていても、神の知恵にはかないません。神の知恵にこそ信頼しましょう。

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