月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月20日(水)

サムエル下22章 神を仰ぐ詩

主よ、国々の中でわたしはあなたに感謝をささげ御名をほめ歌う。(サムエル下22:50)

 サムエル記は、22章から結びの部分となっています。その結びが、感謝の歌です。この歌は、ダビデがサウルの手から救い出されたときに歌ったとされる詩編18編とほとんど同じです。サムエル記の締めくくりに当たって、もっともダビデの人生を表すにふさわしい詩編として、ここに用いられたのでしょう。

 ダビデは戦いの人生を送らなければなりませんでした。内にも外にも敵がおり、家族にも不幸がありました。その苦しみ、悲しみはいかばかりであったでしょう。

 しかし、ダビデの口から神への賛美と感謝が消えてしまうことはありません。詩編の多くの歌はダビデによって歌われたものだとされています。ダビデは悲しみや苦難に最後まで打ち負かされてしまうことはなかったのです。けれども、このダビデの勝利は、本当は主の勝利です。ですから、ダビデもまた、ここでただ主に感謝をささげています。信仰に生きる者に、主はどんな時も感謝と賛美の歌を歌わせてくださいます。

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