月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月27日(水)

ヨブ1-2章 幸福だけでなく不幸もいただく

彼の妻は、「どこまでも無垢でいるのですか。神を呪って、死ぬ方がましでしょう」と言ったが、ヨブは答えた。「お前まで愚かなことを言うのか。わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか。」(ヨブ2:9-10)

 ヨブは「無垢な」人であると1・2章に三回繰り返されています。ヨブが財産を失い、すべての息子と娘を失い、自身も激しい苦痛を伴う病に犯されたとき、ヨブの妻は「どこまでも無垢でいるのですか」と言いました。それでもヨブが無垢を貫いた証拠が「神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか」という言葉です。これが無垢の中身だと聖書は教えるのです。

 無垢という言葉は別の箇所では「完全な」「全き」とも翻訳されています。神はアブラハムに「あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい」(創17章1節)と言われました。また、キリストは「あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい」(マタ5章48節)と命じられました。聖書全体を貫いて私たちに求められている「完全さ」の中身とは、財産を失っても、家族を失っても、つらい病のうちにあっても、「神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこう」というヨブの態度です。 時も感謝と賛美の歌を歌わせてくださいます。

コントローラ

Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.