月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年11月11日(木)

ローマ8章(2) アッバ、父よ

しかし、霊によって体の仕業を絶つならば、あなたがたは生きます。神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。(ローマ8:13-15)

 ここでの「肉」とか「体」という言葉は、人間が生まれながらにもっている醜い性質のことです。

 キリストを信じる私たちの内には、確かに聖霊が宿っておられるのですが、そうであるならば、私たちの内からは、肉の思いが全く無くなったのでしょうか。そうではありません。欲望のままに、あるいは、神に背を向けて生きるという人間の醜い性質は、私たちの内に、なおこびりついています。ですから私たちは、その肉の思いと一生涯、戦い続けなければなりません。ところが、私たちは本当に弱いので、すぐにその戦いに敗れてしまいます。

 私たちの内に宿っておられる聖霊は、そのような私たちを何度でもキリストの十字架のもとへと連れ戻してくださいます。そして、何度でも赦し、また新たな思いで肉の思いを断ち切る戦いへと促してくださるのです。「聖霊に導かれて、諦めずに戦い続けるあなたが神の子なのだ。だから、『アッバ、父よ』と、神に呼びかけてよいのだ」とパウロは言うのです。

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