エリフというまったく新しい登場人物が、ヨブの頑な心を叩きます。エリフは、語ります。「なぜあなたは神と争おうとするのか。」神から希望を示されていながら、それを無視して自分の苦しみばかりを絶対化したがることが、神と争うことなのだ。「このような時にも、見よ、天にはわたしのために証人があり、高い天には、わたしを弁護してくださる方がある」(16章19節)という知識を、かつて与えられたのではなかったか、と。なぜ、あなたは神と争おうとするのか。
神はそのなさることをいちいち説明されない。
神は一つのことによって語られまた、
二つのことによって語られるが
人はそれに気がつかない。(ヨブ33:13-14)