月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年11月27日(土)

ローマ13章 光の中を歩む

更に、あなたがたは今がどんな時であるかを知っています。…夜は更け、日は近づいた。だから、闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう。日中を歩むように、品位をもって歩もうではありませんか。(ローマ13:11-13)

 国家や社会のなかにあっても、キリスト者は、「何が善か、何が御旨か」と常に問います。そして、断続的に、また継続的に、御心に従うように自己を変革し、あらゆることに柔軟に対応します。

 さて、引用聖句の「時を知る」とは、社会評論家や経済学者が時代を読み取るような知り方ではありません。終末に至る救いの歴史の流れのなかで、今、自分がどの時代に生きているのかを知るということです。終末の間近さを覚えつつ、生きている今を知るということが、私たちの課題です。

 キリストによってもたらされた新しい夜明け、つまり、神の国の始まりから、恵みの光が私たちの生活のなかに射し込んできます。その光を受けるとき、昼間のキリスト者の信仰の具体的働きが明らかとなります。現実の社会状況は、「欲望を満足させようと」(14節)する生活が繰り広げられていて、極めて暗いかもしれません。しかし、キリスト者は「日中を歩むように」光の中で生きるのです。

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