月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月1日(水)

民数記10章 民の先頭に立たれる主

人々は主の山を旅立ち、三日の道のりを進んだ。主の契約の箱はこの三日の道のりを彼らの先頭に進み、彼らの休む場所を探した。(民数記10:33)

 エジプト脱出から数えて第二年の第二の月の二十日、シナイ山のふもとから旅立つ日がやって来ました。主の民は、定められた順序に従って部族ごと隊を組んで進みます。先頭を行くのは主の臨在の象徴である契約の箱。言わば主ご自身が主の民を導くために先立って行かれます。それは、どれほど心強いことだったでしょう。

 さて、このとき、主は一体どこに彼らを導かれたのでしょうか。戦いの場でも訓練の場でもありません。彼らの休む場所、彼らに憩いを与える場所だったのです。どんなに険しい荒れ野の旅路であろうとも、その直中で、主は民のために憩いの場所を探し出してくださいます。

 「疲れた者、重荷を負う者は、誰でもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタ11章28節)とお語りになった主が、今は、私たちの先頭に立たれ、導いてくださっています。私たちの現実も、まさに荒れ野と呼ぶにふさわしいものです。しかし、その旅路の中で、主にあって憩う、という幸いを私たちは日々経験しています。

コントローラ

Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.