月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月25日(土)

ヨハネ1章 言は肉となって宿られた

言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。(ヨハネ1:14)

 「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」(1節)。この言葉は、創世記の冒頭を思い起こさせます。そこで神は言われました。「光あれ」と。この光は、世界の根底にまで差し込む、神から来る光です。神は混沌・闇・深淵に向けて「光あれ」と言われたのです。それは闇に対する神の宣戦布告であり、神がこの世を無意味さや虚無に渡しはしない、という宣言です。

 「言(ロゴス)」は、神が創造において用いられた言葉です。世界に希望をもたらす言葉です。人の生きる世界は虚無のうちに消えはしません。なぜなら、神が支え、神が命を与えている世界だからです。その「言」が天幕を張ってそこに住み込むようにして、肉となって私たちの間に宿られた。これがクリスマスの出来事です。

 永遠に神と共におられ、神ご自身であった御子イエスが、人の子として私たちのところに来てくださいました。世の罪に勝利する神の恵みと真理が、このお方に満ち溢れる仕方で表されています。

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