月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月27日(月)

民数記22-24章 バラムの託宣

見よ、祝福の命令をわたしは受けた。神の祝福されたものをわたしが取り消すことはできない。だれもヤコブのうちに災いを認めずイスラエルのうちに悩みを見る者はない。彼らの神、主が共にいまし 彼らのうちに王をたたえる声が響く。(民数記23:20-21)

 「なぜ正反対のことばかりするんだ!」。モアブの王バラクは怒りに体を震わせました。無理もありません。イスラエルに呪いをかけるために招いたバラムが、何度場所を変えてもイスラエルを祝福するからです。

 バラムは、主に従って生きていた人ではなく、占い師として生計を立て、「不義のもうけを好」む(2ペト2章15節)人でした。しかし、バラクのところへ向かう旅の途中、ロバからのとがめを受け、御使いからも剣を突き付けられ、もう主に従うほかないと悟ったのでした。こうして、異教の占い師もモアブの王も、主の民に注がれている神の祝福の絶大さを知らされました。神の祝福されたものを取り消すことはできないのです。

 さて、モアブの平野に宿営していた主の民は、少し離れたところでこのようなやり取りが行われていたなどとは夢にも思わなかったことでしょう。たとえ主の民が気付いていなくても、主は大きな守りのうちに置いてくださっているのです。

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