月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年1月2日(日)

詩編56編 神の御言葉を賛美し、神に依り頼む

恐れをいだくとき、
わたしはあなたに依り頼みます。
神の御言葉を賛美します。
神に依り頼めば恐れはありません。
肉にすぎない者が
わたしに何をなしえましょう。(詩編56:4-5)

 この詩編では、信仰者の弱さが率直に示されるなかで、神の力強さが賛美されています。

 この信仰者は、手足が震え、気が動転する、と自らのありのままの弱さを神に隠しません。戦いを挑む者が、昼も夜も圧迫して虐げ、「踏みにじり、陥れよう」としますので、恐れが襲うのです。しかし、この詩編は、次のようにも歌います。「神に依り頼めば恐れはありません」と。

 カルヴァンは、この詩編においては恐れと望みという全く相反すると思われるものが同居していると指摘しつつ、こう言います。「ある人のうちで希望が真実に、かつ生き生きと支配するのは、その心が半ば恐れに抑えつけられているときである…」と。

 あなたも恐れの中にいるかもしれません。しかし、そうであっても、希望に生きることができます。神は、御言葉を通して、その救いの力を発揮し、命の光の中を歩む力を与えてくださいます(14節)。恐れを抱くなかでこそ、御言葉に聞き、神を賛美しましょう。

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