月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年1月6日(木)

マタイ1章 委ねてくださる神

ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。(マタイ1:24-25)

 婚約者であるマリアの妊娠の事実を知ったとき、夫ヨセフは悩み苦しんだことでしょう。マタイによる福音書では、クリスマスの出来事はこのヨセフの孤独な深い苦悩から始まっているのです。

 そして、そのようなヨセフに主の天使は、夢の中で神の御心を告げました。眠りから覚めたヨセフは、主の天使が命じたとおりにマリアを迎え入れ、節度をもって彼女に接し、生まれた子をイエスと名付けました。名付けたということは、自分の子として受け入れたということです。このヨセフの苦悩の中の信仰の決断によって、「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリスト」(1章1節)の誕生は、実現しました。神は旧約の歴史と預言の成就としての救い主の誕生を、このヨセフという一人の男の信仰にお委ねになったのです。

 今も神は、私たちの信仰の決断と行動に、御計画を委ねてくださいます。私たちが日々の苦悩の中で、主に従う決心をし、踏み出すとき、主のすばらしいご計画がそこから動き始めるのです。

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