月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月3日(木)

2テモテ4章 主に結ばれて

デマスはこの世を愛し、わたしを見捨ててテサロニケに行ってしまい、クレスケンスはガラテヤに、テトスはダルマティアに行っているからです。ルカだけがわたしのところにいます。マルコを連れて来てください。彼はわたしの務めをよく助けてくれるからです(2テモテ4:10-11)

 パウロは、テモテに再会を強く求めています。彼は、主イエスから委ねられた仕事の完成を目指しますが、それをテモテたちに引き継がねばと強く感じていました。

 パウロはかつて、伝道旅行から離脱したマルコを全く評価しませんでした。新たに始まる伝道旅行にマルコを伴うことを拒み、それが原因でパウロはバルナバと決裂しました(使15章36節以下)。しかし、ここでは「彼はわたしの務めをよく助けてくれる」とマルコを高く評価しています。

 パウロとマルコの間にどのような変化があったのかは分かりません。ただ確かなことは、死を前にしたパウロが、主イエスの仕事を前進させるために、マルコの働きを必要としていたということです。

 キリスト者同士の友情とは、一体何でしょうか。一時的に疎遠になることが仮にあったとしても、共に主にお仕えするなかで、時間をかけて構築されていくものです。主の業のために、互いのことをなくてはならない存在として、強く、深く意識していくのです。

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