月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月20日(日)

箴言17章 心を試すのは主

悪い者を正しいとすることも
正しい人を悪いとすることも
ともに、主のいとわれることである。(箴言17:15)

 私たちは、物事の善し悪しを判断しながら生きています。その基準は一体何でしょうか。自分にとって、それが必要かどうか、益を受けるかどうか、でしょうか。箴言はここで、私たちのこの功利主義的な考えを斥け、すべての善の源である主に目を向けさせます。

 今日の聖句は、正しい者を悪いと見なし、悪い者を正しいとしてしまう可能性が私たちにあることを指摘しています。善と悪とを知り給う神への畏れが、自分の都合で他者に対して誤った判断をくだす罪から、私たちを遠ざけます。

 私たちが判断するのではなく、神が私たちを判断されます。主は私たちの心を試されます。「銀にはるつぼ、金には炉、心を試すのは主」(3節)。「心の曲がった者は幸いを受け」ませんが(20節)、神の善に錨を下ろして生きる者は、「乾いたパンの一片しかなくとも平安」(1節)を得ることができます。

 主の霊が、私たちの心に光と明るさを与え、偽りと見せかけを追い出してくださいますように。

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