月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年6月4日(土)

ヤコブ3章 言葉を制御する信仰

わたしたちは舌で、父である主を賛美し、また、舌で、神にかたどって造られた人間を呪います。同じ口から賛美と呪いが出て来るのです。わたしの兄弟たち、このようなことがあってはなりません。(ヤコブ3:9-10)

 言葉で失敗したことのない人は恐らくいないでしょう。ヤコブも、「舌を制御できる人は一人もいません」(8節)と言っています。私たちの口から出る言葉は、良いことにも悪いことにも用いられます。自分に与えられている舌が、主を賛美することもあるし人を呪うこともあるのです。人を呪うとは、周囲に対する批判や悪口や噂話という形で表れます。その大半は、相手の評判を落としたり、足を引っ張ったりするものばかりです。それは、十戒にある「偽証してはならない」という戒めを根本から破ることにつながり、神を悲しませることです。

 舌は、人の思いと深くかかわっています。ですから、自分の言葉を自分で聞いてみると、自分の思いは何か、自分が何を求めているか、を意識できます。言葉の問題以前に心が問題です。心をご覧になる神が、私たちの内側を主イエス・キリストに似たものへと、日々新しく造り変えてくださいます。神を賛美する舌を、徳を高めるために用いましょう。

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