月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年6月14日(火)

詩編33編 聖霊降臨節:命を与える聖霊(1)

御言葉によって天は造られ、
主の口の息吹によって天の万象は造られた。(詩編33:6)

 聖霊なる神は、すべての人びとに生命を与え、その生きる世界を支えておられます。今日もまた太陽が昇っています。そして、私たちの今朝の食卓にのった一杯の水も、一つひとつの食べ物も、梅雨の季節も、雨に濡れた緑の木々も、この地における命の営みのすべてが、父なる神の摂理に用いられる、聖霊なる神の限りなく豊かな恵みです。

 しかし、自分の力では、この聖霊なる神の溢れる恵みに気付くことができません。私たちは、御言葉に養われないと、自分の力で自らを養い、支えているとすぐに錯覚します。また、だから、自分の力が弱くなると、自分を支えることができないのではないかと、すぐに不安になります。

 主は、御言葉によって、「主の口の息吹」によって「天の万象」を造られました。聖霊は、御言葉と共に働き、神の創造の御業にも参与しておられます。その御言葉を聞くことにより、私たちは命を与える聖霊の恵みに感謝する者へと整えられます。

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