月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月1日(金)

2ペトロ1章 神の言葉に聞く

何よりもまず心得てほしいのは、聖書の預言は何一つ、自分勝手に解釈すべきではないということです。(2ペトロ1:20)

 聖書が書かれるために、神は多くの人びとを選ばれました。王様や羊飼い、農夫、漁師もいました。彼らはそれぞれ異なった時代に生き、異なる生活をしていた人びとです。受け取り手も違います。このような多様性を持ちつつも、不思議なことに聖書の統一性は損なわれていません。

 「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ」(2テモ3章16節)とあるように、神の言葉を預かった預言者たちは、人間の意志や能力をはるかに超えた力に導かれていました。聖書の言葉は、人間から出たものではなく、神の霊感によるものです。聖書だけが神の霊感によって書かれた唯一の書物であり、神から私たち人間に贈られたまとまりのある一冊の本です。

 ですから、聖書全体の文脈を無視して、自分勝手に解釈すべきではありません。御言葉に対する信頼と謙虚さに裏打ちされた信仰生活からのみ、人は人生の正しい方向性を見出し、希望のうちに生き抜く力を与えられます。神の言葉に聞きましょう。

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