月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月3日(日)

詩編101編 正しい心を誓う人

わたしは家にあって
無垢な心をもって行き来します。
卑しいことを目の前に置かず
背く者の行いを憎み
まつわりつくことを許さず
曲がった心を退け
悪を知ることはありません(詩編101:2-4)

 詩人は身分の高い支配者と思われます。彼の家には多くの人が住み、多くの人が仕えており、彼には家に仕える者を雇うことも辞めさせることもでき、また彼は人を裁判にかけて、悪者を都から断ち滅ぼす権威もあるからです。

 詩人は力を持った支配者でありますが、主なる神の慈しみと公平をほめ歌う信仰者でもあります。彼は立場と役割を自覚し、信仰者として心のあり方を誓うのです。それは、正しい真っ直ぐな心を持ち、誘惑には近寄らず、悪い行いを憎み、ひねくれた心を遠ざけることです。そのような心のあり方を誓った支配者は、自らの生活において、家の中でも(7節)、また主の都の中でも(8節)、よい判断と行動ができました。

 この支配者の理想的な心のあり方は、現代の私たちのあるべき心の姿です。私たちも、主なる神への信仰によって、真っ直ぐで正しく清い心を与えられたいものです。そのような心からよい判断とよい行動が生まれ、恵まれた人生を歩むことができるからです。

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