月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月11日(月)

列王下11章 神への謀反

アタルヤは衣を裂いて、「謀反、謀反」と叫んだ。祭司ヨヤダは、軍を指揮する百人隊の長たちに、「彼女を隊列の間から外に出せ。彼女について行こうとする者は剣にかけて殺せ」と命じた。…彼らはアタルヤを捕らえ、馬の出入り口を通って王宮に連れて行った。彼女はそこで殺された。(列王下11:14-16)

 ユダの王アハズヤも、イエフに撃たれて、死にます(9章27節)。そのあと、アハズヤの母アタルヤは王族すべてを滅ぼし、自分が王位に就きました。しかし、アハズヤの息子のうちヨアシュだけは、父親の姉妹の計らいで、神殿にかくまわれ、殺されずにすみます。そして、乳母と共に主の神殿のなかで育てられます。

 このヨアシュが七歳になったとき、祭司ヨヤダがアタルヤへの「謀反」を計画します。完全な防備体制を敷いた主の神殿で、王子ヨアシュに戴冠と油注ぎの儀式を行います。そこにアタルヤはやってきて「謀反、謀反」と叫びます。

 アタルヤは、アハブの親戚で、バアルの熱心な信奉者でした。アハブの罪が、アタルヤによって、イスラエル王家だけでなく、ユダ王家にまでも及んでいました。民を惑わすこのアタルヤこそ、神に対する謀反人です。主はそのことを見逃さず、アタルヤは殺されました。この後「町は平穏であった」(20節)とあります。ご自分の民に対する神の熱心を想います。

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