月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年8月2日(火)

列王下21章 罪によってもたらされる結果

マナセは主の目に悪とされることをユダに行わせて、罪を犯させた。彼はその罪を犯したばかりでなく、罪のない者の血を非常に多く流し、その血でエルサレムを端から端まで満たした。(列王下21:16)

 ヒゼキヤの時代は、王国最大の危機を迎えた時代でありながら、信仰的には頂点をなした時代でもありました。それほどの信仰の高まりを見せたユダでしたが、早くも次のマナセの時代になると、神から離れ去り、偶像礼拝に走ります。マナセは、「諸国の民の忌むべき慣習に倣い、主の目に悪とされることを行った」のでした(2節)。

 その極めつけが、エルサレム神殿のただ中に、異教の祭壇を築き、アシェラの彫像を置いて、それを汚したことでした。こうしてマナセは、「主の目に悪とされること」をユダに行わせただけでなく、「罪のない者の血を非常に多く流」す過ちを犯しました。

 罪の結果が何をもたらすかを、マナセ王の暴虐はあますところなく示しています。このような罪の結果を、イスラエルと選びの民全体のために背負われた方を、私たちは信じています。主イエスは、罪なき方であるにもかかわらず血を流されました。その血はエルサレムを満たしただけでなく、世界の罪を贖って余りある恵みです。

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