月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年8月7日(日)

詩編106編 破れを担う方

主は彼らを滅ぼすと言われたが
主に選ばれた人モーセは
破れを担って御前に立ち
彼らを滅ぼそうとする主の怒りをなだめた。(詩編106:23)

 神の民は、エジプトでの過酷な奴隷の生活から解き放たれ、約束の地を目指して歩み始めました。けれども、自分たちを救ってくださった神を忘れ(21節)、その代わりに金の子牛の像を造り、それに向かってひれ伏したのです(19〜20節、出32章)。あれほど大きな救いの経験をしたのに、余りに早い堕落、あきれ果てるほどの罪の破れです。

 主は彼らを滅ぼすと言われ、そうされても当然の民でした。しかし主に選ばれたモーセが、破れを担って御前に立ち、滅ぼそうとする主の怒りをなだめます。破れ口に立つモーセは必死です。民を見捨てず、神の怒りの前に立ちはだかり、命をかけている。モーセの執り成しの祈り(出32章11〜13節)は私たちの心を打ちます。

 破れが多い私たちです。十字架は、私たちの破れを担う主イエス・キリストの命がけの執り成しです。御子の命と引きかえに、私たちに価値をみてくださる神と神の子(ヨハ3章16節)の大きな愛に感謝しましょう。

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