月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年8月19日(金)

使徒16章 わたしたちを助けてください

その夜、パウロは幻を見た。その中で一人のマケドニア人が立って、「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」と言ってパウロに願った。(使徒16:9)

 ある夜、パウロは、幻の中で、一人のマケドニア人の「わたしたちを助けてください」との叫びを聴きます。彼らは、聖霊なる神ご自身がアジア州における伝道の門を閉ざしておられると判断し、海を渡ることが神の召しであると確信します。こうして、ヨーロッパ大陸に福音が上陸します。

 あなたは「私たちを助けてください」との叫びを聴いたことがありますか。あまり直には聴いたことがないかもしれません。むしろしばしば、「キリスト教? 今はけっこうです」と返されます。

 しかし、パウロは「幻の中で」、つまり、信仰の耳で聴き取ったのです。声に出していなくても、心の中では多くの人が「福音を聴かせてください、わたしを助けてください」と叫んでいるはずです。

 私たちは、信仰の耳でそのような叫びを聴き取りたいと思います。神ご自身が、そのような叫びに応えて、助けたいと思っていらっしゃいます。神の御心を覚え、救いを求める叫びを正しく聴き取って、福音を届けたいと思います。

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