月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年9月7日(水)

イザヤ51章 主の救いは永遠

天に向かって目を上げ
下に広がる地を見渡せ。
天が煙のように消え、地が衣のように朽ち
地に住む者もまた、ぶよのように死に果てても
わたしの救いはとこしえに続き
わたしの恵みの業が絶えることはない。(イザヤ51:6)

 51章は、深い慰めに満ちた神の約束の言葉です。歴史に当てはめて言えば、バビロン捕囚からの帰還とエルサレムの再建に関する預言の言葉です。しかし、イザヤは、この預言によって、バビロン捕囚からの帰還という歴史的な出来事のことだけでなく、永遠に続く主の恵みの支配についても語っているのです。

 人間にとって神の永遠の救いを思い描くことは簡単ではありません。人間はいつも目の前のことにより判断を誤りがちだからです。物事がうまくいっているときは、おごり高ぶって神の恵みをそこに見ようとせず、困難に直面すると、神から見捨てられた、と悲観的になってしまいます。

 しかし、神がイスラエルになしてくださった過去の恵みの御業を正しく数えるとき、永遠に続く神の救いの恵みをまっすぐに確信することができるのです。そのとき、イザヤが約束するシオンの回復も、黙示録が語る永遠の都、天のエルサレムの完成も確信することができるのです。

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