月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年9月13日(火)

イザヤ53章 道を誤った羊の群れのために

わたしたちは羊の群れ
道を誤り、それぞれの方角に向かって行った。
そのわたしたちの罪をすべて
主は彼に負わせられた。(イザヤ53:6)

 53章は「苦難の僕」にかかわる預言の続きです。ここで特に注目すべき点は、「わたしたち」と「彼」との関係の中で、この苦難の僕が果たす役割です。ここでイザヤは「わたしたち」の罪を描いて、「道を誤り、それぞれの方角に向かって行った」羊の群れにたとえます。まことの羊飼いである主から離れて行った「わたしたち」は、正しい道を進んでいるようで、てんでばらばらな方向に散っているのです。神から離れてしまった罪の現実はまさにこの通りです。

 では、僕である「彼」に主は何をさせたのでしょうか。「そのわたしたちの罪をすべて主は彼に負わせられた」のです。苦難の僕自身が、屠り場に引かれていく犠牲の小羊のようになって、多くの人が正しい者とされるために、人びとの罪を自分の身に引き受けてくださったのです。

 私たちは十字架の主に苦難の僕を見ています。主イエスが身代わりとなって罪を引きうけてくださったことにより、神の恵みの中を歩ませていただいているのです。

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