月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年9月16日(金)

使徒28章 主の弟子たちの働きはなお続く

パウロは、自費で借りた家に丸二年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。(使徒28:30-31)

 使徒言行録の結びは、不思議です。「全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。」この結びの言葉は、神の国の宣教は、何ものによっても止められない、と暗示しているかのようです。

 事実、数多くの迫害と試練にもかかわらず、使徒たちによって、当時の全世界であったであろう地中海沿岸の町々にまで、福音は伝えられていきました。それは、主イエスの「全世界に行って」(マコ16章15節)という命令への応答であり成就でもありました。

 確かに、正典としての聖書は既に完結しています。しかし、聖書に証しされた神の救いの物語は、神とその民の宣教によってなお続いています。私たちの救いも、その物語の延長線上にあります。

 今、私たちの教会も、聖霊の風に信仰の帆を高くあげましょう。私たちにも新しいページを刻むことが許されています。そのとき、それぞれの町に、そして全世界にまで、神の国の福音を満たすことができるでしょう。

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