月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年9月24日(土)

ガラテヤ4章 弱さをとおして

知ってのとおり、この前わたしは、体が弱くなったことがきっかけで、あなたがたに福音を告げ知らせました。(ガラテヤ4:13)

 ここでパウロは、かつて受けた福音の喜びをガラテヤの人びとがよく思い起こすようにと願いつつ、自身が彼らに福音を宣べ伝えた頃のことを語っています。

 興味深いことは、ガラテヤの人びとに福音がもたらされたのは、肉体の弱さがきっかけだったということです。彼らはこのような弱さを持つパウロを通して福音を受け入れたのでした。

 使徒パウロの偉大な伝道活動は屈強な肉体によって実現したわけではありません。ある人びとはパウロのことを「実際に会ってみると弱々しい人」(2コリ10章10節)だと評していたように、パウロは肉体的に恵まれていたわけではありません。それを可能にしたのは、彼自身の力ではなく、主なる神の力でした。

 福音宣教の真の主人公は、主なる神ご自身です。そして主は、私たちの目には不思議な仕方で、ご自身のことをお知らせになります。かつてパウロの肉体の弱さを用いられたように、いまを生きる私たちの弱さをも用いられます。

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