月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月3日(月)

イザヤ61章 廃虚を建て直す力

彼らはとこしえの廃虚を建て直し
古い荒廃の跡を興す。
廃虚の町々、代々の荒廃の跡を新しくする。(イザヤ61:4)

 廃虚と化した町を前にして、立ち上がる力も失せてしまったイスラエルの民に必要だったのは、神からの「良い知らせ」(1節)でした。困難の極みの中にいる人に、神が憐れみの眼差しを向け、救いの御手を伸ばしてくださることが知らされます。そのとき人びとは「灰に代えて冠を」、「嘆きに代えて喜びの香油を」、「暗い心に代えて賛美の衣を」与えられます(3節)。また、「とこしえの廃虚を建て直し」(4節)、立ち上がることができ、その労苦は豊かな実りを結ぶのです (5〜11節)。

 主イエスは、ナザレの会堂でこの御言葉を朗読され、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と言われました(ルカ4章21節)。神の深い憐れみと力強い救いの御手を告げる主イエスの福音(良い知らせ)こそ、困難に立ち向かうときの力の源です。

 私たちはこの力を必要としています。主の福音が私たちの心にいよいよ深く根を下ろし、私たちの国にいよいよ広く宣教されるように、祈りましょう。

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