月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月4日(火)

イザヤ62章 沈黙してはならない

主に思い起こしていただく役目の者よ
決して沈黙してはならない。
また、主の沈黙を招いてはならない。
主が再建に取りかかり
エルサレムを全地の栄誉としてくださるまでは。(イザヤ62:6-7)

 荒廃したエルサレムの再建に立ち向かう人びとの苦闘を思いつつ、預言者は与えられた務めを果たすことで、彼らを助けようと願っています。沈黙しないこと。それが、預言者が自らに課し、預言者仲間に課したことでした。

 第一に、預言者は、救いの実現まで黙することなく、慰めと希望を呼び起こす主の言葉を語り続ける、との決意を表明し(1節)、その決意のとおりに実践しました(2〜5、8〜12節)。眼前の現実がどんなに厳しくても、主から来る慰めと希望を伝えて、人びとの勇気を支えようとしました。

 第二に、預言者は、黙さずに祈り続けよ、と仲間に命じました(6節)。祈り続けるなら、主は沈黙してしまわれることなく、エルサレムを思い起こし、滅びを免れさせてくださるのです。

 主が用いてくださるなら、言葉は無力ではありません。主にある希望を語り続け、祈りを続けましょう。私たちにも、救いの成る日まで、沈黙せずに語り続け、祈り続ける責任があるのです。

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