月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月7日(金)

マルコ3章 イエスを正しく理解するために

身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである。エルサレムから下って来た律法学者たちも、「あの男はベルゼブルに取りつかれている」と言い、また、「悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」と言っていた。(マルコ3:21-22)

 主イエスは、汚れた霊たちを厳しく戒める力を持っておられます。しかし律法学者たちは、「あの男はベルゼブルに取りつかれている」とか、「悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」と言って中傷しました。民衆の人気を奪われることが心配な彼らは、主を正しく理解することができなかったのです。

 また、この騒ぎを聞きつけてやってきた主イエスの母や兄弟たちも、主の行動を理解できません(32節)。主の家族は、主と共に今まで生きて来たという古い経験が邪魔をして、神の子イエスの本当の姿が理解できなかったのです。

 自分の利害に反する教えであったとしても、自分の人生で得た経験に反する出来事であったとしても、律法学者や主の家族のように、自分の思いを変えることなく、主を拒むことは悲しいことです。

 聖書に書かれていることに心を開き、聖書の言葉を読み飛ばすことなく、自分の経験を超えた神の真理に耳を傾けるなら、聖書は、主イエスについての真の知識を私たちに教えてくれます。

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