月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月17日(月)

申命記1章 何を見るか

「あなたたちに先立って進まれる神、主御自身が、エジプトで、あなたたちの目の前でなさったと同じように、あなたたちのために戦われる。また荒れ野でも、あなたたちがこの所に来るまでたどった旅の間中も、あなたの神、主は父が子を背負うように、あなたを背負ってくださったのを見た。」(申命記1:30-31)

 エジプトを脱出したイスラエルの民たちは、荒れ野の四十年の旅を終え、いよいよ約束の地に入ります。その約束の地でどのように歩むべきかを、モーセが教えます。それが、申命記です。

 1章では、かつてイスラエルの民たちが不服従だったことを振り返ります。神は言われました。「見よ、わたしはあなたたちにこの土地を与える」(8節)。モーセも言いました。「あなたの神、主は父が子を背負うように、あなたを背負ってくださったのを見た。」見るべきものは、神の約束、神の御業です。しかし民は別のものを見ていました。強く背が高い敵、大きな町々、高い城壁、そして「アナク人の子孫さえも見た」(28節)。それで恐れてしまい、神を信頼せず、不服従の道を歩んでしまったのでした。

 見るべきものは何か。確かに大きな困難が目の前にあるかもしれません。けれども、見るべきものは、神の約束、神の御業です。それを見て、神を信頼し、従っていきたいものです。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2011 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.