月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月27日(木)

ヨハネ10章 「聖書のみ」、聖書にかえれ

わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。(ヨハネ10:27-28)

 宗教改革は、1517年が始まりとされますが、突然始まったのではありません。摂理の神によって備えられていました。十四世紀より古典研究が盛んに行われ、「原典にかえれ」と訴えられました。聖書も、当時のラテン語訳に満足するのではなく、ギリシア語、ヘブライ語原典にかえって研究・翻訳されました。宗教改革者たちは、原典にかえって聖書を学ぶ中で、宗教改革の志を温めました。

 当時の教会には、多くの誤った教えや腐敗がありました。それは、聖書だけではなく、聖書に含まれていない教えや教会の伝承にも神の権威を認めていたためでした。それに対して、宗教改革者は、「聖書のみ」に神の権威を認め、「聖書のみ」によって教えられ、教会が建て上げられることを求めました。

 キリストは、今日、聖書において、聖書を通してのみ、ご自身の民に語られます。私たちキリストの羊は、真の牧者であるキリストの権威ある御声にのみ、常にまったき信頼をもって聞き従うのです。

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