月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年12月5日(月)

申命記32章(1) 神の選びと救い

主は荒れ野で彼を見いだし獣のほえる不毛の地でこれを見つけこれを囲い、いたわり御自分のひとみのように守られた。(申命記32:10)

 神の民イスラエルにとって、荒れ野は苦難の土地でした。食べ物もなく、飲み水もないところで、苦難の道を歩みました。けれども、他方でイスラエルにとって荒れ野の生活は、神が近くにいてくださった蜜月時代であったと言えます。恵みの神が、彼らをご自分のひとみのように守られたからです。主なる神が特別に目をかけてくださったということです。

 私たち新約の神の民にとって、荒れ野とは何でしょうか。現代の文化的な社会の中で、荒れ野のような場所での生活を経験することはほとんどありません。しかし、さまざまな欠乏があり、悪しき霊の誘惑があり、誰も頼るべきものがないかのような孤独を味わう経験は、荒れ野そのものです。

 そのような荒れ野を生きる私たちを、恵みの神はイエス・キリストにあって見出し、ご自分のひとみのように守ってくださいます。私たちはさまざまな弱さと誘惑のただ中にあっても、イエス・キリストの神だけを頼りに生きることができるのです。

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