月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年2月25日(土)

ヨハネ21章 食卓からの派遣

イエスは、「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と言われた。弟子たちはだれも、「あなたはどなたですか」と問いただそうとはしなかった。主であることを知っていたからである。イエスは来て、パンを取って弟子たちに与えられた。(ヨハネ21:12-13)

 ヨハネによる福音書に聞きながら、祈りを重ねてきましたが、今日で終わります。ここにも、復活の主イエスと弟子たちの再会と派遣が、記されています。

 復活の主イエスは度々、弟子たちと食卓を共にされ、パンを裂かれました。この箇所ではガリラヤ湖での再会であり、漁の後なので朝食には魚も出されました。

 初代の教会の聖餐卓には焼魚も置かれていたということを聞いたことがありますが、それはこの箇所に由来するかもしれません。もっとも聖餐は過越しの成就ですから、魚はやがて用いられなくなりました。しかし、弟子たちにとって、復活の主イエスとの食卓の交わりは聖餐制定の主イエスの言葉と共に深く心に刻まれました。

 弟子たちは、聖餐の度ごとに主イエスの復活の確かさと臨在を証言し続けました。この食卓からペトロと弟子たちは主イエスの羊を飼うために遣わされていきます。主の臨在される食卓に招かれた私たちも、命の恵みを携え、聖餐の食卓から派遣されています。

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