月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年3月21日(水)

エレミヤ5章 驚くべき愛

エルサレムの通りを巡り
よく見て、悟るがよい。
広場で尋ねてみよ、ひとりでもいるか
正義を行い、真実を求める者が。
いれば、わたしはエルサレムを赦そう。(エレミヤ5:1)

 神を裏切り、バアルに寝返ったイスラエルの罪は、はなはだしいものでした。にもかかわらず、神は仰せになります。エルサレムにたったひとりでも正義を行い、真実を求める者がいるなら、わたしは民の全体を赦そう、と。驚くべき神の愛、神の忍耐です。

 けれども、神は背信の民を赦すことができませんでした。正しい者はひとりとしていなかったからです。神の義と人の罪とは、水と油のようにはじき合うのです。神はイスラエルがその罪ゆえに滅びることをお望みになりませんでした。選びの民を愛しておられたからです。しかし神はご自身の義のゆえに、あえてご自身の手を痛めてイスラエルを打たれたのです。

 「善を行う者はいない。ひとりもいない」(詩14編3節)。これが聖書の結論です。しかし神はまことに義なるお方、御子キリストを私たちの罪の身代わりに十字架につけ、私たちの罪を贖ってくださいました。御子を信じる信仰によって私たちを義としてくださいました。驚くべき愛です。

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