月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年5月15日(火)

エズラ2章 神の業に参加した人びと

捕らえ移された先から上って来たこの州の人々は次のとおりである。彼らはバビロンの王ネブカドネツァルによってバビロンに連行されたが、それぞれエルサレムとユダにある自分の町に帰った者たちである。(エズラ2:1)

 2章には、読み進むことが大変な人名リストがあります。これは、神に心を動かされ、エルサレムに主の神殿を再建するために上っていこう(1章5節)と決意した人びとの名簿です。

 バビロンで捕囚の身であったすべての人が、帰還を望んだわけではありません。中には、すでにかの地における新しい生活に安住し、危険な旅路を拒んだ人も大勢います。わざわざ廃虚になった町に戻り、神殿を再建する…。この事業への参加が、どれほどに信仰の勇気と献身を要求される決断であったことかと想像します。ここに名の記されている人びとは、そういう人びとです。

 彼らは神の業に参加した人びとです。ここには一族の名で代表されてはいますが、その一人一人の名が、神の心のうちにしっかり刻まれていることでしょう。彼らがどれだけの事業をなしたかは関係ありません。ただ、神の業に参加したという事実をもって、私たちの名もとどめられるのです。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.