月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年5月19日(土)

フィリピ1章 キリストに結ばれた生き方

わたしにとって、生きるとはキリストであり、死ぬことは利益なのです。(フィリピ1:21)

 獄中のパウロは、心配するフィリピの人たちへこの手紙を書きました。この時、パウロは監禁されて、命を奪われる危険もありました。それにもかかわらず発せられたのが21節のパウロの単純な信仰告白です。この告白は読者を信仰の深みへ導きます。

 パウロの信仰告白は、キリストが自分の全存在を救ってくださっていることを述べています。生きているのはキリストの命に生かされているのであり、死はキリストにより深く結びあわされる機会なのです。生も死もすべてキリストの手の中に置かれています。神は私たちの全存在を、ただキリストによって義とし、肯定してくださいました。この恵みは決して取り消されたり揺らいだりしません。

 価値観の多様化する今、キリストから引き離す聞こえの良い言葉が、絶え間なく飛び交います。しかし、私たちの全存在を救い、死から救い出してくださるお方は、ただイエス・キリストだけです。このお方が、今日も私たちと共におられます。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.