月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年6月15日(金)

ローマ5章 キリストの支配

一人の罪によってすべての人に有罪の判決が下されたように、一人の正しい行為によって、すべての人が義とされて命を得ることになったのです。(ローマ5:18)

 人は例外なく、生まれつき神との生きた関係(真の意味でのいのち)が壊れています。それはすべての人の源である最初の人アダムが壊したからです。それを聖書は「アダムは罪を犯した」といい、その後の神との生きた関係が壊れた状態を「人は罪人である」と表現します。このアダムの出来事はあまりにも大きな(悪い)影響を人にもたらしたので、「一人の人によって罪が世に入」ったとさえいいます(12節)。

 しかし、罪の侵入の衝撃が大きければ大きいほど、イエス・キリストがもたらした衝撃、つまり罪の克服(神との生きた関係の回復)の偉大さが際立ちます。その広がりは、すべての人を包み込むものです。その内容はアダムに与えられていた恵みをはるかに超える恵みを含みます。その一つは、もはや決して壊れることのないキリストを通しての神との生きた関係(永遠の命)です。

 罪の支配にはるかに勝るキリストの支配を信じることがキリスト教信仰です。

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