月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月5日(木)

ローマ13章 人を愛する者

互いに愛し合うことのほかは、だれに対しても借りがあってはなりません。人を愛する者は、律法を全うしているのです。(ローマ13:8)

 キリスト者のこの世での生き方は、「(神と人への)愛」という言葉で要約されます。愛という言葉にはさまざまな意味があります。

 しかし、ここでの愛は「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」(ヨハ15章13節)という表現で端的に示されます。それは、消極的な自己犠牲ではなく、神から自分に与えられた最も価値あるものを、他人に積極的に分け与えることです。

 キリストへの信仰を通して神に献身した者は、神に対して自分を献げて生きます。すべてを与えてくださった神に対して、そう生きることが当然だからです。また、他人に対しても自分を献げて生きます。ですから、神への愛と人への愛こそ律法の要です。

 愛の生き方は、献身者の中にすでに深く根を張っています。しかしまだキリストの再臨によって完成されていないこの世界では、その実行のため、生涯努力しなくてはなりません。愛のために労苦を惜しまないこと、そこにキリスト者としての喜びがあります。

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