月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月21日(土)

ルカ1章 神の救いの御業

あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。(ルカ1:31-32)

 聖書が一貫して語っているのは神の御業です。代表的な御業は、旧約聖書では、海を二つに分けてイスラエル人を救い出した出エジプトのこと、新約聖書ではマリアが聖霊によって主イエスを身ごもったこと、主イエスが死んで三日目によみがえったことです。

 「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」という天使の言葉は、イエスという名前がヘブライ語の「神は救い」という響きを放っているとはいえ、マリアに戸惑いを与えるものでした。また、「彼に父ダビデの王座をくださる」との言葉は、主イエスこそがサムエル記にあるダビデ王国の王座を永遠に据えるお方だと、という意味ですが、マリアには荷が重い言葉です。

 しかし、マリアは神への全幅の信頼をもって「お言葉どおり、この身に成りますように」と天使の言葉を受け入れました。救いの御業は、人間には不思議に見えます。けれどもマリアのように、謙遜に救いの御業を受け入れることが大切です。

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